任天堂の第72期定時株主総会の質疑応答での岩田社長のコメント


るな00139


任天堂岩田社長が、Wii Uで導入される、見知らぬプレイヤーのコメントなどが
画面上に表示されるMiiverseのシステムについて、不適切なコメントが
出てくる懸念について説明しています。


一方で、そのネットワークの世界には、割合としてはごく一部なんですが、
大変行儀の悪い方もおられます。特に匿名性のある世界では、
「どうせ行儀の悪いことをしても自分の素性はバレない」とお考えの方が、
社会常識上許されないような発言や態度をとられることがあって、その結果、
人が傷ついたり、不愉快な思いをしたりということもあり得る
、ということが
一つのポイントになると思っております。

この件については、単純に場を作って「みなさん好きにコメントを書いてください」
と言うだけで運用できるとは思いません。
必ず、実際に行儀の悪い行動をとられる方というのは一定割合で出ますので、
その方たちの発言を削除したり、あるいは、お子さんたちがそういうものに
触れないように、何らかの形で守る仕組みを作ったりと、いくつかの方法を
考えております。

ここで今具体的に詳細は申しあげませんが、相当のパワーと、場合によっては
コストもかけて、そこについてはしっかりやっていきたいと思います。

一方で、昨今よくインターネット上でネガティブな意見を書き込んで、事実と違うのに
商品をおとしめるような行為、「ネガティブキャンペーン」とか「ネガキャン」と
言われているんですけど、そういうことも行われるんですね

いわば悪質なデマであり、営業妨害だったりします。
これは大変困ったことでもあるんですが、一方で、お客様が商品を遊んで
満足できなかったということと、ネガキャンで書かれた意図的なものとの区別というのは
大変難しいものがございまして、もし
「任天堂はネガティブな意見があったら何でも即座に削除する」という場を作りますと、
今度は「言論弾圧か」ということにもなりかねませんし、そこにあるポジティブな
コメントも今度は誰も信じられなくなるわけですね。

幸いなことに、実際に本当にネガティブなことをされる方というのは全体の一部ですので、
一定以上の母数がちゃんとアクティブになるようにすると、圧倒的多数の感想の前には、
少数のそういう人たちの意見というのはだんだん見えなくなります。
あるいは、たくさんの人が「この意見は不適切だと思う」とそこにしるしを付けますと、
その意見は信頼ならないものとなって、お客様への影響が下がってまいります。
ですから、その意味で、インターネットであらゆる点で性善説で人を見ることは
していませんが、一方で、「集合知の可能性」、人の知恵がたくさん集まったときに
非常に面白い、そして魅力的な世界が作れるという可能性は信じたいと
思っておりますので、何とかそういう形でサービスを実現したいと思っております。
http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/120628qa/index.html
(中略文)

コメントはすぐに反映される形で公開されると管理が大変ですね(^_^;)
NGワードを作ったり、監視する体制を作らないと到底管理できないと思います。
ネガキャンも大きな問題ですね(´・ω・`)
ただの営業妨害でしょうが、実際に体験してつまらないと感じる人もいるでしょうから
区別が付きづらく削除もしづらいです。
しかも、ネガティブな発言だけを削除するという流れになってしまうと
事実をねじ曲げられたコメントで埋め尽くさせることになり、
これはこれで問題ですね。 
Miiverseはフレンドコードに登録した人のみにすれば解決するかもしれません。 


ファイアーエムブレム 覚醒 スペシャルパックの限定販売の問題なども紹介されているので
興味のある方は上記リンクより読んでみると楽しいですよ。 
限定販売→あとで販売方法を変更=景品表示法違反!
 
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