「Yahoo!ツールバー」に脆弱性、検索キーワードが漏洩する危険性!!

yahoo


情報処理推進機構のセキュリティセンター(IPA/ISEC)は2012年7月30日、
ヤフーが提供しているWebブラウザー用プラグインソフト「Yahoo!ツールバー」の
一部プラットフォーム向け特定バージョンに、細工されたページにアクセスすると
ツールバーが勝手に書き換えられる危険を持つ脆弱性が存在
することを公表した。

脆弱性を持つのは、「Google Chrome版」および「Safari版」の
Yahoo !ツールバーで、バージョン1.0.0.5およびそれ以前の
バージョンが対象
となる。
同脆弱性を悪用されると、悪意を持つ第三者によって遠隔からツールバーが
書き換えられ、ユーザーがツールバーに入力した検索キーワードが第三者に
漏えいしてしまう危険がある
という。

ツールバー上のメニューから「ツールバーを更新」を選んで最新版へアップデート
することで、攻撃を回避できるようになる。

なお、IPAによれば、同脆弱性は2012年6月28日に「keitahaga.com
Keita Haga氏」からIPAが届け出を受け、JPCERT/CCが製品開発者である
ヤフーと調整を実施、本日公表したものだという。
IPAとJPCERT/CCは共同で、脆弱性情報公開用のWebサイト「JVN」
(Japan Vulnerability Notes)を運営しており、
今回の脆弱性についても同サイト上に「JVN#51769987」として情報を掲載している。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120730/412721/

Google ChromeかSafariユーザーで古いバージョンの「Yahoo!ツールバー」を
入れているユーザーの方は、早めに最新版バージョンにアップデートをしたほうがいいですね。
漏れた検索キーワードがどう利用されるのか不明です。
誰が何を検索していたのか調べるのは、条件さえ揃えばハッカーには可能です。

Google 検索でも、ウェブでの検索履歴というものは基本的に
どこかに残ったり誰かに見られる可能性は常にありますが
第三者に筒抜けっていうのはなんだか気持ち悪いですね。
このエントリーをはてなブックマークに追加